デジタル気分

日常に潜むスマホのウィルス感染リスク

“スマートフォンはパソコンに比べて、ウィルス感染のニュースを聞かないので安全・・・と思っているユーザーもいるのですが、実際は、「スマートフォンのウィルス感染が急増している時代」なので、簡単にできるスマートフォンのウィルス感染リスクを下げるテクニックを案内します。
まず、「バックアップを定期的に実施する」ようにしてください。バックアップとは、バックアップクラウド、企業が提供しているバックアップサービスなどが該当します。バックアップサービスそのものを知らない人のために解説すると、「リアルタイムでデータ保存する、決められた期間内でデータ保存する」の2種類が、バックアップサービスにはあります。
バックアップサービスを利用すると、特定の期間までさかのぼってデータを回復させてからスマートフォンを利用できるようになるのです。こちらによって得られるスマートフォンのウィルス感染対策は、「マルウェアに感染した場合でも初期化、バックアップで復元できる」ことでしょう。実際に、スマートフォンのウィルス感染を体験した人の多くはパニックになる傾向にあり、その時に慌ててウィルス感染ごとスマートフォンを初期化してしまった、新しいスマートフォンを購入してしまった・・・という人がいます。ですが、このようなことをしないでもスマートフォンのウィルス感染をしてしまった時は、オンラインのバックアップサービスを利用するだけで状況を改善することができます。
次に、「怪しいメールや添付ファイル、URLへのアクセスをしない」ことを覚えておきましょう。
今ではスマートフォンのウィルス感染対策の基本中の基本として有名ですが、パソコンやスマートフォンをウィルス感染させるためには「サイトにアクセスさせる、特定のリンクなどをクリックさせる」必要があります。つまり、ユーザーがスマートフォンのウィルス感染を危惧できる人であれば、不要なサイトにアクセスすることもありませんし、添付ファイルを開いてスマートフォンのウィルス感染させてしまう被害にあうことはありません。
ただし、今では「なりすましメール・SNSもある」ので注意してください。
怪しいメールなどは強い警戒心もあり開かれることは減ってきているのですが、不安をあおる形でスマートフォンのウィルス感染を促す手口が今では流行しています。なりすましメールの場合、「あなたのアカウントにアクセスしている人がいます。ログインして確認してください」というものが有名で、このような手段によって偽サイトにアクセスさせる、情報を引き出す・・・という手口になっています。
SNSについても、有名人のふりをしたり懸賞に当たりました、特別なサービスを受けられます・・・という形で、スマートフォンのウィルス感染について知らない人を偽サイトに誘導するケースが多いです。今では、このようなあの手この手でスマートフォンのウィルス感染を促す「悪意ある第三者」がいるので、大人だけでなく子どもにもスマートフォンの正しい利用方法を教えたほうがよいでしょう。
最後に、「フリーWi-Fiには接続しない」ほうがスマートフォンのウィルス感染リスクを下げることができます。
最近になって知られるようになってきましたが、フリーWi-Fiは「安全なもの、危険なもの」に分類されるので注意してください。たとえば、危険なフリーWi-Fiを利用してしまうと、暗号化されていない情報通信・・・となりますので、クレジットカードのパスワードなど重要な情報が盗まれる危険性があります。そのため、暗号化されていないWi-Fiを利用しないだけでも、スマートフォンのウィルス感染リスクを下げることができるのです。”